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□過去拍手
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「ヨンベヒョン。」
「なに?」
「アレ、何ですかね」
「テソナとジヨン」
「それは知ってます」
そうですね、テソニヒョンとジヨニヒョンですね。
ただ、アイスをひたすら食べさせあいっこしてますね、『あーん』って。
昼間からイッチャイチャとハートが飛び交う幻覚でも見えそうなんですけど!
え、見つめあって照れてお互いそっぽ向くって何ですか、むず痒いぃい、見てられないぃい!
タプヒョンが仕事中で本当によかった。絶対テソニヒョン争奪戦が開催されるところだった
というかあの二人俺達いるの知っててやってるの?
「じゃあなに」
「何であんなイチャイチャしてるんですかね、って聞いてます?聞いてないでしょ?」
「うん」
黙々とアイスを頬張るヒョンの素っ気ない返事。興味関心0でしょうあなた。
素っ気ない返事がつまらなくて、ヒョンの肩をゆさぶる。
「うんじゃなくてね、ねーぇ、ヒョン。ねーぇってむぐ」
スプーンを口に押し込まれる。喉に刺さったら危ないじゃないですか、もー。
「うるさい」
「ふぁい、」
「あ、もしかしてスンリヤもアイス食べたかった?」
あんまりにもしつこく言い過ぎた。気づいた時には、時既に遅し。笑顔でスプーン&カップアイスを手に迫ってくるヒョン。
「いえ、そうじゃなくて、いや、だから、おねがい、ヒョン、話聞いて」
「あーうんうん聞いてる聞いてる。バニラでいいんだっけ」
あーはいはいと、最上級に適当に流される。ついでに言うならバニラよりたチョコがいいです。
「聞いてない、ヒョン、僕の話全く聞いてな、んぐ」
「大丈夫、まだまだアイスあるし、全部食べさせたげる」
「んんぅー」
遠慮させてください。そのペースでアイス押し込まれたら死んじゃう、普通に死んじゃうから。
『口は災いの元』
(謝りますから!)