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□BLACK
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「・・・・・・」

何も言わずにテソンをベッドに押し倒す。
余裕の無い顔してるんだろうな、俺。

きっと、あいつはそんな俺の余裕の無さを見ぬいて楽しんでる。

「やだなぁ、タッピョン。ちょっとぐらい我慢できるでしょ?」

細い目をさらに細くして嬉しそうにニヤつくテソン。
お兄ちゃんはお前をそんな悪い子に育てた覚えはありません。

「お前がずーっと焦らすから」

「…まさか、抜いたりしてないですよね?」

テソンが服の上から俺のをきゅっと掴む。
すこし腰が浮きそうになって焦る。

「っ…テソ、ン。」

「良かった、言いつけ守っててくれてるみたいで。」

まさに、ご満悦、と言わんばかりの表情。
破ったらさせてくれないのに、破るわけないだろ?

「なぁ、今日はいいよな?」

流石にここで止めないよね?
いいって言われなくてももう襲ってやる。

「えー、どうしても、ですか?」

「どうしても、だよ」

俺はよく知ってる。
テソンはそうやって求められるのが好きなんだ。
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