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□本能
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※『一人遊び』の続きです


ジヨンヒョンもまだ帰ってこないだろうし、また火照って来ちゃったから、もう一回だけしてもいいよね…?

そろそろともう一度、例のおもちゃに手を伸ばしたとき、ドアの開く音が聞こえた。

「スンリ・・・?」

「!?」

…ヨンベヒョン?!

「スンリ、何して…?」

何ってそりゃ見たらわかるでしょ…?
明らかに動揺しているベベヒョン。
でも俺は一瞬瞳に映った劣情を見逃さなかった。

眉を下げて、上目づかいでヒョンを見上げて、泣きそうな声でヒョンを呼ぶ。

「…っヒョン、あの、おれ、からだが熱くてたまらないんです」

ヒョンの手をそっととり、自分の頬に添える。

「おれ、変なんです、・・・ヒョン、たすけて」

そのまま顔を寄せてキスする。
ヨンベヒョンの舌が唇を割って入ってきた。
その気になってくれたみたい。

「ん…ふぅ…」

歯茎をなぞられ、背筋に鈍い快感が走る。
ヒョンの服の裾をつかむ手に力がこもる。

「っ、ん」

銀の糸がキラキラ光る先に、困惑と欲情が半々くらいの表情をしたヨンベヒョン。

「…そっちが誘ったんだからな」

「分かってますよ」

口角を上げそう返す。
ちょっと悔しそうな顔するのは、俺なんかに欲情しちゃったせいですか?

ヒョンの少し硬い手が俺の首筋に触れる。

「っん」

「感じた?」

こんな弱い刺激なのに、とヒョンが少し笑ったけど、俺の身体今すごく敏感なんですよ。
そのまま、鎖骨、わき腹、太ももとゆっくり手が滑っていく。

「ヒョン、やらしい」

「やらしいことしたくないの?」

「…もっと、してくださいよ」

「可愛いフリは得意技?」

「っぁ、ん」

俺のを軽く触って煽るヒョン。
ヒョンこそ、余裕ぶるのが得意技なんですか?
ヒョンの、ずいぶん元気そうですよ?

「もうほぐれてる?」

「さっき、ひとりで、っんぁああ」

あ、いきなり入れるなんて反則、だ。
急な強い快感に頭の中が真っ白になって、飛びそうで。

「ひぅ、あ、ヒョン、ひど、い、よ」

「スンリが可愛かったから、しょうがないだろ?」

「う、ヒョン、ぁ、ん」

ヒョンに向かって手を伸ばすと、すぐに理解して手を握ってくれる。
そう言えばコレって浮気になるのかな
一回くらい許してね、ジヨンヒョン

『本能』

(動物だから欲に弱いの)

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