黒バスBL
□おれたちの約束
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おれは今、アメリカのロサンゼ…ロサン…なんだっけ。まぁとにかくおれはアメリカにいる。きっかけは2ヶ月くらい前…
ーーー2ヶ月程前
今日のかあさんは気持ちが悪い。買いものからやけにニコニコと帰ってきたと思ったら、それから表情が変わっていない。何かあったのかと聞いたけど更ににまーって笑みを強めただけ。何も教えてくれなかった。
とうさんが帰ってきて夕飯を食べたあと、席をはなれようとしていたとうさんをかあさんが止めて、買いもの用のカバンから何かを取り出してきた。
福引で当てたという、アメリカ旅行のチケットだった。
ーーー回想終わり
「大ちゃん!アメリカってすごいね!みんななんだか大っきいよ!!」
今回の旅行は幼なじみのさつきん家も
いっしょ。大人一組4人までのチケットだったから、おれのとうさんとかあさん、さつきのとうさんとかあさんで一組。それに子供2人ぶんだけはらって旅行になった。
でも正直…
「つまんねぇ…」
「え、なんで?面白そうなのいっぱいあるよ?」
「だって何言ってんのかわかんねぇし。かってに遊ぶとおこられるし。これなら旅行じゃなくで日本でストバス行ったほうがいい」
「えー…」
昨日は買いものへ行ったが、英語のわからないおれやさつきはなにかを見てもなにがなんだか全くわからなくてヒマだった。メシの肉がデカかったから、食事はまだ楽しかったけど…さつきはわからないながらも見たことのないようなものを見つけてははしゃいでた。
朝になって、とうさんがホテルの近くの公園をさんぽしようと言ってきた。公園ならもしかしたらバスケができるかも!と、おれは楽しみに顔を洗いに行くのだった。
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20130208 up