結界師 夜行
□06話
1ページ/5ページ
限が死んでから悠はずっと夜行にいた。
怖かったから。烏森へ行き、限を思い出して泣いてしまいそうで。
限の家で一緒にご飯食べたっけ。妖が襲いかかろうとしてて、その時短槍持ってなくて、死ぬかもって思ったときに限が手を引いてくれて助かったんだっけ。
いろいろな思い出か溢れてくる。
しかし、ずっと悲しんでいるにもいかない。
夜行の本拠地が墨村、雪村家になったのだ。
今までずっと夜行の部屋に居たから太陽の光が普通よりずっと暖かく感じた。
閃「おい。」
『ビクッΣ あ、おはよう…』
閃「今日からお前も烏森に行くのか?」
『うん。仕事無いから。』
閃「…そうか。」
『…閃。ありがと ニコッ』
閃「カァ…おっおぅ」
『大と秀兄は?』
閃「朝飯食ってる。」
『待っててくれたの?』
閃「ちっ…ちげーよ!!」
『フフッ。行こっか。』
私達は朝食を食べに向かった。