FT'S BED TIME STORYS
□☆願い事☆
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☆願い事☆
ガーーーン……
ぷりみ「まぁ、先生いわく結婚するときが来たら出てくるようになるのかもって…聞いてる?」
えぷこ『う、ん』
正直ショックだった、なんとなく勝手に相手をスンだと思っちゃったけど…それってアタシの思い込みなんだよね。
ぷりみ「でもいいじゃない、理想の相手と付き合えて」
えぷこ『うん、そうだよね。』
実は付き合ってるって言っていいのかも正直わからないぐらい曖昧なんだ。
スンヒョンから好きって言われたことはないし、実はキスもしてない
ちょっと仲良くなった日本の友達、、その程度なのかもな。
落ち込みやすくてすぐ不安になる私は絶対的な自信につながるものが欲しいんだ
でも私からキスしたいとも言えないし、気付いて欲しくてじーーっと見つめたことはあるんだけど…
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とある日のデート(あれもデートと言えるの?!一緒に買い物してお茶とご飯食べただけのような…)
手をつないで家まで送ってくれてて、ああ、絶対手が汗ばんでるとか変なとこ気にしちゃって落ち着かなくて
スンヒョン「どうしたの?なんかあるの?」
えぷこ『あ、スンヒョン君』
そしたら返事もせずにあたしをじっと見つめて
ふぁっ!!!か!!!顔が
びっくりして目をギュッと閉じた……
来る?
ん?
スンヒョン「まつげついてたよ。」
えぷこ『あ、どうも』
なんて返事…って言うかキスされるかもって勘違いしてて恥ずかしい…消えたい
えぷこ『じゃ……ここで』
スンヒョン「えぷこ。」
えぷこ『はい?』
スンヒョン「え、、あの、また会える?」
えぷこ『はい!会いたい!!…です』
スンヒョン「コレ、あげます」
無造作に袋から出したのは鍵のかかった小さな箱
えぷこ『鍵は?』
スンヒョン「どこかな?」
えぷこ『は?』
スンヒョン「クイズ…バイバイ。」
えぷこ『ア…アンニョン…』
行っちゃった…謎の箱を残して。
また今日も言い出せないまま