FT'S BED TIME STORYS

□サランフエ〜愛の後
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サランフエ〜愛の後〜1







あの時の俺は若くてイキがっていた。


そんな俺に愛する事の悦びと失う辛さを教えてくれた彼女…


きっと今は幸せに暮らしてるだろうか


ねぇどこかで見てる?

俺…スゴい良い男になったでしょ?





2006年
練習生だった当時、高校生だった事もありまだ完全に芸能人では無かった。子役上がりの…中途半端な位置


そんなイライラもあってか学校では隠れてタバコを吸ったり酒も飲んだし…


つるんでる仲間の為にケンカもして呼び出されて親を泣かせた事もあった。


付き合う女の子はいたけどまだ高校生だからキス以上の事は したことが無かった…


練習が無い日は放課後仲間と一緒にゲームセンターで遊んだりしていた…


そんな時に彼女に出会った…


遊びの帰りにふざけながら歩いていると女の人が絡まれて泣きそうになっていた…


俺らは見ないで通り過ぎようとしたけど助けを求める潤んだ瞳に目を奪われに足が止まった


…大人二人に俺達ガキ3人




ホンギ「…なぁ…俺あの女モノにしたい」




友人「えっ…また始まったホンギの年上キラーが」



ホンギ「一緒に頼むよ〜こないだ助けただろ」



友人「ま…身体動かすかね」


俺達は振り返って男達に掴みかかりパンチをくらわせた。


一人がアッサリ倒れたところで友達が後の一人を叩きのめした


その隙に彼女の手をとった



ホンギ「行こう!」


まだ状況が把握出来てない彼女の手を掴んで走りだした


友人「オイ!ホンギヤー!!お前今度おごれよ!」


遠くから友達が叫ぶ声が聞こえた


彼女の手を引いてだいぶ離れたところまで走って繁華街の賑やかなところで止まった




ホンギ「…ハァ…ハァ…」



えぷこ『ハァ…どうもありがとう…と…とりあえずお礼したいけど…』




ホンギ「の…喉渇いた…」 


えぷこ『わかった…お礼におごるからお茶しよう』


今度は彼女から手をつなぎの近くのカフェに入った




えぷこ『名前聞いていい?』


ホンギ「…ホンギ…」


えぷこ『…ホンギ君ねぇ…好きな物何でも頼んでいいよ、お礼におごるから』

 

ホンギ「…子供扱いするなよ」


えぷこ『だって私のが明らかに年上だもの…』




ホンギ「…いくつ?」




えぷこ『え…?私?…26…』


ホンギ「2桁離れて無いから大して変わらないよ…名前教えて」


えぷこ『…えぷこ』


ホンギ「…じゃあさえぷこ…俺と付き合って」


えぷこ『はああっ?!』


店中に響き渡るぐらいにデカい声で聞き返した


えぷこ『と…とりあえず…注文ね

私カフェオレ』


ホンギ「…えぷこと一緒で」


黒髪が綺麗で目が大きくてスタイルもいいし…正に俺の好みなんだよな…


カフェオレが二つテーブルに運ばれてえぷこが先に口を付けた…


カップに口紅の跡が着いているのを指でそっと拭いている 


女らしい仕草が大人の女って感じで妙にトドキドキした


まぁあと俺は元々カフェオレなんてそんなに飲まないんだけど



えぷこ『…あのね…ホンギ君…私彼氏いるんだけど』


ホンギ「…だから?」


えぷこ『…だからって!?だから…付き合えはしないわよ』


ホンギ「…そいつ俺よりイイ男?」


えぷこ『いいとか悪いとかじゃなくて…愛してるの』




ホンギ「…ふーん…でもとりあえず一回デートしてよ。

そしたら絶対に俺の事好きになるから」


えぷこ『…すごい自信ねぇ…デートぐらいはしてもいいわよ』


ホンギ「本当に?」



えぷこ『カワイイから特別…』



ホンギ「また子供扱いして…でも絶対にえぷこを俺の女にするから」
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