FT'S BED TIME STORYS
□悪い女
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悪い女〜1
いつものように指定された店で相手を待っていた。
どうせ今日もただダシたいだけのエロジジイだろう…
商売道具でもある手先のネイルをぼんやり眺めていた。
すると突然誰かに後ろから手を掴まれた。
ホンギ「うわ…これすごいキレイ…
どこでやったの?僕もやりたいなー」
えぷこ『は…い???』
呆気にとられてぽかーんと相手を眺めた。
長い睫毛に薄茶色の髪…
どうみても若造だけどまさか?
この子が客じゃないよね??
ホンギ「ね?僕に付き合ってくんない?」
えぷこ『あ…の…?
あなたがお客さん?』
するとその子は周りをキョロキョロ見渡して…
ホンギ「うん…そうだよ。
でも僕一応有名人だから…内緒で。
とにかく一緒に来てよ。」
ワタシはその若造に手を掴まれて店を出た。
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男「あ、君ちょっと」
店員「はい、あ!キム社長様いつもお世話になっております。」
男「白いドレスの女と待ち合わせしてたんだが…来てないか?」
店員「…確か先ほどまであちらにいらっしゃいましたが…」
男「はて?今夜の約束のはずだったが……」