FT'S BED TIME STORYS

□サランフエ〜愛の後
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電話番号を交換して俺は毎日電話した


ホンギ「なぁ…えぷこ…会いたいよ…愛してる」



そうやって毎日何度も口説き続けて10日目ぐらいでようやくデートのOKが出た


えぷこの仕事が終わるのを会社の近くで待っていた。



−来た!!−


柔らかいデザインのブラウスにヒップのラインが綺麗に見えるタイトスカート

スーツの男たちに囲まれて何か楽しそうに話ながら出て来た…


−彼氏か?それとも他にも男いるのか?−


俺に気付いてえぷこは小さく手を振った。




えぷこ『ごめんね…ホンギ君待った?』


ホンギ「…君づけするの禁止な!」



えぷこ『わかりました…じゃぁどこに行く?ホンギ?』


そう言って俺に腕を絡めてきた…えぷこの胸が腕に当たってドキドキする


ホンギ「…俺…金も無いから高いレストランとかに連れて行ってあげられ無いんだけど…
1つだけ自慢出来るものがあるから」



えぷこを連れて行ったのはカラオケボックス

俺が今気持ちを伝えられるのは歌しか無いから


えぷこの為に用意した告白の歌を歌い終わるとえぷこはあっけに取られたような驚いた顔をしていた…



えぷこ『…すごい!!…ホンギすごいよ!』



パチパチ手を叩いてたくさん喜んでくれた


えぷこ『ホンギ歌手になれる!って言うかなればいいのに』


ホンギ「実は今練習生で一応デビューも決まってるんだ。」


えぷこ『そうなんだ…ホンギの声すごい響くよ…胸に』


ホンギ「ほんと?触らせて」


えぷこ『こら…調子に乗らないの』


ホンギ「えぷこの為に絶対に有名になるから…だから付き合ってよ。」


えぷこ『彼氏いるって言ったでしょ…まずはお友達ね…』



ホンギ「友達か…まぁそれでもいいけど…絶対に俺の女にするから」


えぷこ『はいハイハイどうぞご自由に…
ねえ、ホンギもっと歌ってよ〜そしたら私落ちるかもよ』




えぷこにせがまれて結局2時間近く歌ったけどえぷこは一曲も歌わなかった




ホンギ「えぷこも歌えば?」



えぷこ『ホンギの歌聞いた後じゃ歌えないよ…』



ホンギ「ねぇねぇそれより…会社から出てきた時の男が彼氏?」


えぷこ『違うよ〜同僚だよ』


ホンギ「彼氏以外にもあんなにベタベタするんだ」


えぷこ『なに?やきもち?…カワイイ〜』


ホンギ「かわいいとかって言うなよ」


えぷこ『私ね、多分ホンギが思ってる様な女じゃないよ…

本当の私を知ったら失望するよ…』


ホンギ「大丈夫…どんなえぷこでも受け止める男になるから」


…あの時は本気でそう思ってたけどその約束は守られなかった
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