TOW3

□TOW3 本編
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カノンノはいつものように依頼を終えルバーブ連山から船バンエルティア号へと帰る最中に、
一筋の光が彼女の上を通った。
その光が…後に明かされるディセンダーとの出会いだった


「光…船が来るまでまだ時間がある見に行こう」


ルバーブ連山


「…ついた…あれ…?人…?人…だ」


数分後


「……」


「あ…気が付いた?…あの光は何かの魔術なの?」


「……?」


「…え?魔術じゃないの?…でも光ってたんだけどな…あ、私カノンノって言うの。あなたは…?」


「……セレス」


セレスと名乗る少女、その少女との出会いが世界の危機に頻しているとはまだ誰も知らなかった


「…セレス…いい名前だね。とりあえずここに居たら危険だから降りましょう!…魔物が居るし…希望がある場所に連れて行くから!!」


「……希望……」
彼女の表情は何処と無く困っていた。
彼女には記憶が無いのだその事を知らされたカノンノは


「え?記憶が無いの…?分からないのかぁ…んん。困ったなぁ…とりあえず船に行ってそのあと考えよう!行こ!」


「……」
強引に腕を引っ張られるセレスだった。


しばらく進んでいると目の前にオタオタが現れた


「あ…この先に進むにはあの子にはどいて貰わなきゃならないのに…」


「………カノンノ。戦おう。大丈夫…武器…あるから」


「あ…本当!?…じゃあ…行くよ」


戦いの最中カノンノに移った彼女の姿に見惚れてしまった


「すごい…」


「……終わり。」


「…あ!!もう終わった!?」


「……?」


「あ…ううん…何でもない…行こ!」


そのあとも何度かオタオタが出てきたが。難なく倒して船が来るまでまだ時間があった


「うーん…記憶ないんだよね…もしかしてあの光が原因なんじゃないかな」


「………」


「…深く考えても仕方ないよね!…セレスって強いよね…ちょっとびっくりしちゃった。」


「…そんなこと…ない。ただ……戦わないとって思っただけ」


「そっか。(…でも…見惚れてしまったな…剣で斬ってる時ほとんど隙のない怒涛の攻撃だった…もしかして彼女…記憶を無くすまえ…すごい強い人だったのかな…)」


そうこう考えている内にバンエルティア号がやって来た。


「……


「あ。来た!!」


船の中に入ると一人の女性が立っていた。
ギルド、アドリビトムのリーダーアンジュ・セレーナ

「お疲れ様、ペカン村の人達も皆無事に移行出来たよ。…そちらの女性は?」


「えっと…何から言ったら言いかな…」
カノンノは彼女には記憶が無く行くところがない事を話した。


「…そっか、記憶ないんだよね。だったらここに居ても構いません。話しに聞く限りでは体力に自信があるみたいだから働いて貰おうかな。」


「……働く?具体的には」


「具体的ね、えっと。まずこのギルドはアドリビトムって言って意味は自由。まぁ何でも屋さんって感じかな…各地から寄せられる依頼をこなして行くだけ。ハードなのもあれば簡単な物までバラバラだけどここに居る皆はそれをこなして養っていってるの。…やってくれるかな?」


「………はい」


「ん、確かに聞きました。これよりあなたを歓迎します。よろしくね!!(……なんか肌艶々でスタイルも良い…それにかわいいなんて…あぁ〜。私また太ったかも知れないのに…うらやましいなぁ)」


アンジュはセレスを凝視していた


「……?」


「はっ!と、とりあえず。まず仕事に慣れて貰おうかな。…その前にアドリビトムのメンバーと挨拶してらっしゃい。その後の事を話すね、カノンノ。しばらくの間お願い出来る?」


「はい!しばらくの間よろしくね、セレス」


セレスは静かに頷いた。


2号室にて。


「やぁ、話しは聞いてたよ。僕はクレス。よろしく」
彼はクレス・アルベイン

「はじめまして。ミントです、これからよろしくお願いしますね」
彼女はミント・アドネード

食堂にて


「あ…新しく入ったセレスさんですね、私クレアと申します。戦闘には参加出来ないけど料理を担当させてもらってますよろしくね」
彼女はクレア・ベネット


「はじめまして。僕はロックスプリングスです。皆様からはロックスと呼ばれていますよろしくお願いしますね。」


「……え?…喋った!?」


「あ…あの


「ロックスはなんでもしてくれるから色々聞いても大丈夫だよ!…ちょっとびっくりしたよね


「………………」


「ああのセレス様…そんなにマジマジと見られたら恥ずかしいです…」


「……


「ロックス…」


一階医務室


「はじめまして…アニーです。話しは聞いてました…記憶ないんですよね…」
ちょっと落ち着いてる彼女はアニー・バース


研究室


「ウィルだ…ギルドに来るまで保安官をしていた。…気になったのだが…君が来た前日に世界樹が光を放ったんだ…それに記憶がない…光は見たか?」


「…見てない」


「そうか…記憶がないのはちょっと引っ掛かるが。早く記憶が戻るのを祈っているよ」

彼はウィル・レイナード


「挨拶終わったね!!アンジュさんに報告しに行こ!」

セレスはアンジュに挨拶回りが済んだ事を報告しにいった。



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「初めての仕事」
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