TOW3
□第2章(本編)
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「ナナリー、ハロルドがアドリビトムに加入」
「お疲れ様、まさか不意を付かれるなんてね。どこも怪我はない?カノンノ」
「はい、セレスが守ってくれたから」
「そお、セレスもお疲れ様。今日から晴れてアドリビトムの一員ね!ふふ。よろしくね。」
「……」
「セレス?」
「…え?」
「あぁ〜人の話し聞いてなかったの?お説教が必要かしら?」
「……さっきのガルーダ。まるで私達を見てたような気がする…知的がある魔物は入れど襲ってくる時私とカノンノは…別々だった」
「こらぁ!人の話しを聞きなさぁい」
「へ?」
「セレス…」
その後彼女はアンジュの長いお説教をくらうハメに
「良い!?人が話してるのに無視しないで!わかった?」
「……はい」
「分かれば良いのよ。」
(でも…気になってしょうがないんだけど)
「ちゃんと話し聞いてたのかしら…?セレスちゃん」
「?うん」
「本当に?足りなかったならもっとしてあげるよ」
「」
「あ、こら待ちなさい!」
「はぁ…はぁ…」
「あ!大丈夫?アンジュさんのお説教は皆恐れてるの。セレスも気を付けた方が良いよ?」
「うん……カノンノ。……よろしくね。これから」
「うん♪」
ホール
「もう…逃げ足早いんだから。…ふふ。また近い内にお説教出来そう♪」
「アンジュのダークな部分が出てるね」
「そうですね。なんかアンジュさんに話しかけづらくなりましたね」
「そうだね…セレスもどこか行っちゃったし。おめでとうって言いたかったんだけどな」
「クレスさんは本当に優しいですね。彼女を見かけたらおめでとうって言ってあげましょう」
「そうだね。」
翌日
「あら。セレスおはよう」
「アンジュ…」
「どうしたの?思い詰めた顔して。昨日の事はもう良いわ。」
「ここがアドリビトム…かい?」
「はい…そうですけど。何か依頼でしょうか」
「あぁいや…違うんだい。ペカン村の人なんだ…その今手持ち金があまりなくてね」
「そお♪だから厳密にいえば払えないって事」
「あら。ペカン村の人だったのですね…その後は順調ですか?」
「まぁなんとかね…」
「代金が払えないから働いて返そうと思って。ここなら色々と研究出来そうだし〜」
「そういう事でしたら歓迎します!…お部屋は用意しますのでしばらくお待ちください」
「あぁ。自己紹介が遅れたね。あたしはナナリー、よろしくね」
彼女はナナリー・フレッチ
「あたしは天才科学者のハロルドよ〜♪よろしく」彼女はハロルド・ベルセリオス
「……セレスです。よろしく」
「自己紹介は済んだみたいね。これよりあなた方を正式なメンバーとして登録します!しっかりと働いてくださいね」
こうしてナナリー、ハロルドはアドリビトムのメンバーとして登録された。
次
「危機一髪の姫。悪行を行う帝国軍のサレ」