TOW3
□第三章(ディセンダー。救世主たるものの宿命)
1ページ/25ページ
「アーチェの加入、凄腕スナイパーを探せ」
甲板
「セレス〜」
ホール
「セレス〜…あれ?何処にも居ない……皆…?…どこ…?」
『……ノ……ンノ………カノンノ』
「はっ」
「カノンノ…うなされてたけど…」
「あ…セレス…」
「どうしたの…?」
「……あのね…夢で良かったって思うの…」
「?」
「……あのね…皆居なくなったの……怖かった……真っ暗で…甲板に出ても空が明るくなくて……世界樹も枯れてたの……ねぇ……居なくならないで…ね」
「…うん。…傍に居るよ」
「…ありがとう…」
(世界樹…か)
ホール
(はぁ…)
「おはよう」
「……」
「アンジュ?」
「Σっ」
「え?…なに?」
「考え事してた…もう大丈夫だよ。ごめんね(……彼女って何者なんだろう…カダイフ砂漠の一件以来…気になってしょうがない…)…」
「アドリビトムってここかな?」
「?」
「ミントに頼まれてこのギルドに入らせて!ソーサラーリングを持ってきたの。」
「ソーサラーリング?…じゃあ、貴女がミントの言ってたアーチェ?」
「うんそうだよアドリビトムのリーダーアンジュだよね?」
「はい。」
「このリングはまだ効力はないから只の指輪でしかないけど既に一ヶ所目星ついてるから依頼と登録お願いしても良い?」
「構わないけど…」
「?元気ないね。リーダーが落ち込んでたらここの皆の士気が下がっちゃうよ!」
「」
「あ、自己紹介遅れたね。私アーチェ、あんたは?」
「セレス」
「ん。気軽にアーチェって呼んでね?」
「うん。よろしく、アーチェ」
「こちらこそ」
「そうだ…ねぇ。ソーサラーリング持っててくれない?…依頼として出して置くからいつでも受けにきてね」
「うん。」
次