テイルズオブゲート(オリジナルストーリー)

□プロローグ
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十年前


「母さん?」


「はぁ…はぁ…シン……こっちに…おい…で」


「はい…」
俺の名前はシン・フォード幼少期の頃を思い出してしまった


「シン……あなたが……フォード家を継ぐの…ローズが適任かも知れないけど……あの娘はまだ…ゲホッゲホッ……武器を扱ってない…あなたが…ローズを守るの……あの娘には…あなたが必要…よ…………………」


「母さん?母さん!」


そして十年後のフォード家から始まる


俺の名前はシン・フォード・ラスドラ
王からラスドラ国の名前を任命された……


「…ローズ」


「何よ馬鹿には用はないわ。話し掛けないでくれる?お前の事嫌いなのよ。」


「……わかった…ラスドラに行ってくるよ」


「……死ね」
私の名前はローズ・フォード。実力は私の方が上なのに王のお墨付きって許せない…フォード家を継がない馬鹿なんて死ねば良い。


首都ラスドラ


「……死ね、か……ローズは心底俺を恨んでるんだな…実力のある者がフォード家を継がないといけないんだ…俺は弱い」


「隊長!」


「ん?…あぁお前達か」


「どうしたんですか…?」


「いや…何でもない。どうだった?今回の任務」


「どうも何も弱すぎましたよ…ただ最近は魔物の異常繁殖が目立って居ます」


「そうか…すまないな…俺も行けば」


「いえ、隊長はフォード家に戻って居たんでしょう?隊長不在は副隊長の私にお任せください」


「あぁ…ありがとう」


「……ここがラスドラ国?……」


「ロー…ズ」


「隊長の妹君ですか?」


「…あ?こんなクソ野郎と一緒にしないで。私は物資調達に来ただけよ…任務中に死ねば良いのよ。……ママとの約束を忘れたお前なんか」


「く……」


「ウザいならはっきり言いなさいよ。…はっきり言わせてもらうけど。お前邪魔なのよ、実力もない馬鹿が隊長様ってだけで腹立つ…さっさと死ね


「ローズ…」


「隊長…」


ローズが俺を嫌う理由はわかっている…母の死に際に言った言葉…ローズを守る。俺には出来てない…そしてフォード家を継ぐことも…








ラスドラ城謁見の間


「ローズ・フォードです。国王様に呼ばれて来ました」


「君がローズか」


「は?」


「…聞いていた通りの少女だな」


「…あの馬鹿から何か聞いたのですか」


「うむ…まぁ…な。もっと近くに寄ってはくれぬか?」


「?…はい」


「中々良い顔つきをしている。」





「16でありながらスタイルも良い…君は完璧な少女だな」


「なにをしてるんだエロ親父…失礼させてもらうわ」


「…ローズ…ふ」


「…ちっ。…なんなのよ一体…」


城下町


「いらっしゃい。」


「…武器の調達に来ました。」


「君は…?」


「ローズ・フォードです」


「あぁ…君がローズちゃんか。セデス様から話しは伺って居ますよ。」

セデスとは幼少期からお世話になっている老執事だ…

「これがそうなの?」


「はい…ローズ様の両手剣フランベルジュです。光沢も切れ味も全て保証します」


「ありがとう。…両手剣だけどかなりの軽量だね。」

「はい、慣れれば片手でも扱える用な感じにしました。フォード家は常連ですから。ではそのダーインスレイブと交換で」


「うん。」


「うお結構な重量感ですね」


「…大丈夫ですか?」


「あぁ…大丈夫。また…来てくださいね」


「はい」


「良い子じゃないか…ローズちゃんか…母君に良く似ている」


ラスドラ国外


「…う…わらわ…は…」
ドサッ



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