TOW3(エンディング後のSTORY)

□新たな旅立ち
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「帰って来たセレス」




僕はセレスのお陰で再び姿を持つ事ができた。なぜか名前が変わっていたけどミリアとして世界樹の番人になるのは良いかも知れない。ジルディアの世界も守れるし…なによりセレスと居れる、僕はなんて幸せ者なんだろう



ミリア
「世界樹?」


『呼びましたか。ミリア』


ミリア
「うん。ねぇ。セレスは?」


『セレスなら旅立ちましたよ?』


ミリア
「行ったんだね…」


『……のつもりです』


ミリア
「のつもり…?」


『生命の場を出た後意識を失って姿を消したのよ』


ミリア



ルミナシア上空


なんだろう…涼しい…ん?涼しい…?


セレス
「Σ飛んでる


セレスはルミナシア上空を飛んでいた。原因は不明だが


バンエルティア号では


カノンノ
「…ロックス。資材運搬終わったよ」


ロックス
「はい、お疲れ様ですお嬢様。もう五つ目のオルタビレッジが完成したそうですね」


カノンノ
「うん、ねぇロックス?彼女はまだ帰って来ないかな」


ロックス
「お嬢様は毎日のように聞いてきますね。僕も行く先々で聞いてはいますが」


カノンノ
「そっかぁ……会いたいなぁ」


ロックス
「大丈夫ですよ。セレス様の帰りを待ちましょう」


カノンノ
「うん……ん?」


空から勢いよく降ってきた少女。セレスだ



カノンノ
「…


ロックス
「はわわわわわ人…人だぁ


セレス
「………………」


カノンノ
「?…?……セレ…ス?」


セレス
「………うぅ……」


カノンノ
「セレスなのセレスなのね


ロックス
「…あ…あのぉ…大丈夫なんでしょうか」


セレス
「……冷たくて固い…?……声…?…Σ


カノンノ
「気が付いた


セレス
「カノンノ…?」


ロックス
「あの…大丈夫ですか?」


セレス
「ん?…うーん…ちょっと痛いかな?って……バンエルティア号


セレスは状況を理解した。

数分前


セレス
「…なんで飛んでるの…?…ってなんか空が遠退いてるような……まさか…落ちて…


そして今に至る


セレス
「ふわふわ飛んでたんだけど………で落ちたの」


カノンノ
「え…」


セレス
「自分でも分からないの。その前になんで飛んでたのかも」


カノンノ
「私の事覚えてる…?」


セレス
「もちろんだよ。カノンノとロックスでしょ?…皆に会いたい」


カノンノ
「うん皆喜ぶよ」


ロックス
(雰囲気変わったのかな。なんか大人っぽくなってるような……)


ホール


アンジュ
「お帰りカノンノ。………と……え…?夢…?」


カノンノ
「空からの来訪者だよ?アンジュさん」


アンジュ
「セレス…」


カノンノ
「ずっと我慢してたんですよね?私は皆に伝えてきます。泣き付くなりなんなりしても良いと思いますよ?アンジュさん」


アンジュ
「うん……お帰りずっと待ってたのよ」


セレス
「ただいま。アンジュ」


アンジュ
「……ってええ空からどどどどういうこと


セレス
「アンジュ


アンジュ
「もぉ…久しぶりにびっくりしたよ。セレスのそっくりさんなんでしょ?カノンノも人が悪いなぁ…」


カノンノ
「本物ですよ?ディセンダーの為に作られたレディアント装備を装備してるのに偽者な訳ないじゃないですか」


アンジュ
「本物


カノンノ
「アンジュさん


アンジュ
「セレス〜


セレス
「きゃいきなり飛び付くな」


アンジュ
「だって寂しかったんだよ…しょうがないでしょ

セレス
「怒っても涙声じゃ説得力にかけるよ?アンジュ」


アンジュ
「うぅ…」


セレス
「………」


おもむろにアンジュのお腹を摘まんだセレスは一言。

セレス
「太った…」


アンジュ
「<ガーン>なうぅ…うるさい


セレス
「可愛くなったね。」


アンジュ
「セレス……もう。」


ロックス
「アンジュ様はセレス様の分まで食べてましたからね。いやぁ、作り過ぎたんですけどね…それでも足りないのかデザートやらなんやらと焼け食いしてましたから」


アンジュ
「……ロックス…あなた後で解剖してハロルドに二度と逆らえないように改造してもらいましょうか?」


ロックス
「ひぃ


アンジュ
「ふふふ。あなたの分の仕事たーっぷり用意してるからねぇ。セレス」


セレス



カノンノ
「飛び火くらったよ


ロックスの一言で急に不機嫌になりセレスにまで飛び火くらってしまう始末となってしまった。


その後船員全員と挨拶を交わした。


クラトス
「ふ。やはり戻ってきたかディセンダー」


リヒター
「人注とならずここに帰ってきたか。」


セルシウス
「世界樹の慈悲なのかしら。とにかくまた会えて嬉しいわ。」


***


ヴァン
「やはり戻ってきたのだな。予言は当てにならないか。約束を守る為だけに戻ってきたか。ふ。それでこそ自由奔放な姫だな。」


セレス
「だから姫じゃないってば」


ヴァン
「姫で良いだろう。私は今後姫と呼ぶからな」


セレス
「ええ…もう好きにして」


ヴァン
「そうさせてもらうとしよう。」


ルーク
(なぁ、ティア)


ティア
(なに?)


ルーク
(もしかして師匠ってさ)


ティア
(一番心配してたわね。お気に入りなのよ。)


ルーク
(お気に入り)


ティア
(恋しちゃったのね姫なんて言わないのに)


ルーク
(なにぃ)


ヴァン
「二人とも。聞こえているぞ」


ティア・ルーク
「ごごめんなさい


ヴァン
「ふ」


ティア
「ダメよキャラが違うわ


ルーク
「だな


***


アニス
「あぁあんた今まで何処行ってた訳どれだけし…いやいや。全然してないけど。」


ジェイド
「おやぁ?普通に今心配って言いましたねぇ。」


アニス
「はうあ大佐は鬼ですぅ」

ジェイド
「はて?耳が遠くて聞こえませんねぇ。歳は取りたくないですねぇ」


アニス
「大佐本当にお年寄りに見えるので止めてください」


ジェイド
「はい。わかりましたぁ。なんにしても。アニスも私も含め皆あなたの帰りを待ってた訳ですから。お帰りなさい。セレス」


セレス
「うん。アニス?また遊びにくるから」


アニス
「はうあ


ジェイド
「どストライクの笑顔でしたねぇ。ねぇ?アニス」


アニス
「う……あの笑顔は反則だよ。」


ジェイド
「ふふふ。アニスの本音聞いちゃいましたぁ。いやぁ良いネタができますねぇ」


アニス
「大佐いくら大佐でもそんなこと許しませんよ

ジェイド
「冗談ですって。アニス」


アニス
「目が本気なんですけど」


ジェイド
「おや。そうですか。ははは〜」


アニス
「大佐


***


リオン
「なんだ。帰ってきたのか」


スタン
「なに言ってんだよリオン。お前街に行く先々で聞いて回ってたろ?相変わらずツンデレだなぁ」


リオン
「貴様


ルーティ
「はーいはい。お帰り。セレス、お金あるぅ


セレス
「ないよ」


ルーティ
軽くあしらわないでよぉ。セレス〜」


セレス
「あってもルーティにはあげないよ」


ルーティ



リオン
「ふ。」


ルーティ
「何よエミリオ


リオン
「なその名で呼ぶな馬鹿かお前は


ルーティ
「べーだ。ふん」


リオン
「おい僕の話しは終わってないぞ


セレス
「?」


スタン
「あの二人実は姉弟なんだ。」


セレス
「え


スタン
「ははは。見えないよな。とりあえずまたよろしくな。」


セレス
「うん。よろしくねスタン」

スタン
「おう


***


ゼロス
「あれれ?俺様に会いにきたのかなぁ?セレスちゃん、まさか俺様の美貌に一目惚れいやぁ、俺様はいつでも準備できてるぜ」


セレス
「ないから」


ゼロス
「ぬはぁ………………いや良いさ…どうせ俺なんか………」


しいな
「真顔でないから。って言われたら流石のあんたも傷付くんだね」


ゼロス
「しいな。その豊満なバストで優しく包んでくれ〜」


しいな
「うるさいよちょっと黙ってな


ゼロス
「ほげ


ゼロス撃沈。


しいな
「ごめんセレスあいつなりの心配だよ。とにかくお帰り。セレス」


セレス
「うん。ただいま」


ゼロス
「俺様のハニー達が呼んでるぜ。あぁ…今行くからなぁ」


しいな
「モタモタしてないでさっさと行きな


ゼロス
「しいな…じゃあ最後に…」


しいな
「あんた一変死んでこい

ゼロス
「うわ


ゼロス再び撃沈


しいな
「あ…居なくなっちまったよ。ったく」


ゼロス
「………」


***


レイブン
「セレスちゃん〜。…あらぁ?一段と可愛くなっちゃって。肌が透き通っておっさん癒されるわぁ。」


セレス
「レイブンは相変わらずだね」


レイブン
「そうだろ?おっさんは何一つ変わらないさ」


セレス
「ふふ。おっさんって自分で言うところとかね。全然変わってない」


レイブン
「そうだろ?そうだろ〜?今度おっさんと一緒にデートしない?」


セレス
「デート?デザートなら食べたいかも」


レイブン
「あ(そうだ…セレスちゃんにはデートの言葉は通用しないんだった)そうそう。デザートデザート。またセレスちゃんの手料理食べれるんだね?」


セレス
「料理当番回ってきたらだよ」


レイブン
「出来れば毎日食べたいね。おっさんの口に優しく溶け込むから好きなんだよねぇ」


セレス
「ありがとう。喜んでくれて嬉しいよ。これからまたよろしくね」


レイブン
「おう。おっさんの手をいつでも借りて良いからねぇ」


セレス
「うん。そうする、じゃあね」


レイブン
「良い…今の太陽のような笑顔…それにしても色っぽくなったのは気のせいかな?」


そして挨拶を済ませ後日お帰りパーティーを開く事に。
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