テイルズオブゲート(オリジナルストーリー)
□第一章(兄として)
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「ん?…Σシルビア」
「ん?どうしたのじゃ…?」
――火龍炎舞――
グォオォォオ……
シルビアの後ろに居たのはスケルトンだった。これも魔物の異常繁殖のせいだろうか
「スケルトン?…それよりローズかなり距離があったのに…すごいな」
「ふう……久しぶりに護身術使ったよ。炎を纏えばゾンビ系統は弱いからね。怪我はない?シルビア」
「すまぬ…ありがとうローズ」
「うんこれくらい御安いご用だよ。」
「お嬢様はだいぶ護身術の扱いに慣れてきましたね。にしても…さっぱり気配を感じなかったのに凄いですね。流石お嬢様です」
「気配を探る事も貴方から教わったんだけど……もしかして随分衰えた?」
「俺の事はどうでも良いじゃないですかそれに歳には叶いませんよ…気配を探るのは最初だけで後はお嬢様が頑張ったからこそですよ」
「うん…セデスには感謝してる。ありがとう」
「お嬢様…//」
「セデスの顔赤いぞ?…照れて居るのか?」
「…う…さぁ行きましょう」
(…速度もあった…やっぱりローズは俺より遥かに強いんだな…悔しいけど…やっぱり今更守りたいなんて言えない…)
「シン?早く行きましょう?」
「あ…うん」
「ローズは強いなぁ頼もしいぞ」
「なΣ…きゅ急に誉められたって別に」
(ねぇセデス)
(はい?)
(ローズってもしかして)
(はい。お嬢様は昔から褒め殺しされたり言い詰められるとどう対処して良いか分からず噛むこともしばしば。お嬢様のああいう所は全く変わってないんです)
(へぇ…ローズやっぱかわいい)
(アステアは随分子供染みた行動に出ますね…たまに転けたりおっちょこちょいな所も)
(あ…良く言われます転けたりおっちょこちょいなのは自分でも認めてますが。子供染みた行動って良く言われます)
(面白い姫君だ…だからお嬢様は貴女を気に入ったんでしょう。1分一秒でもお嬢様と一緒に居てあげて下さい。お嬢様はフォード家を…いや。ましてや冒険なんて初めての体験ですからね。お嬢様には友達は居ません。弱みは見せないけど……きっと寂しいと思います。だから貴女みたいに…そしてシルビアみたいな友達が必要なのです…そしたらシン様にも心を開いてくれる…俺はそう信じてます。)
(はい。でも…世界の事については毎日勉強してるの?)
(ええ。お嬢様に色々な国についてお勉強させて来ました。知識はありますがその土地には行ったことがないから…恐らくお嬢様にとっては未知なる体験になると思います)
(そっか…でも私もローズとは良き友人になりたいと思っています)
(ありがとう…アステア)
(いえ私ローズの事もっと知りたいのでこれからもお願いしますね)
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