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□恋心?
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お茶会の日から幾日も経ったある日、ショッピングモールの中で―――

「さぁて、誰から殺すかなっ!」

覚醒したフリッピー君に会いました。

きゃああああああああっ!!

次々と上がる悲鳴。泣き叫ぶ声、ガラスが割れる音。

怖くなって店の隅でうずくまっていた。
横を見てみると先ほどかごに入れたクッキーの材料が散らばっていた。

それを見て優しいフリッピー君の事を思い出す。
思えばフリッピー君にあえるとほかの友達以上にうれしかったような気がする。
今だって、暴走しているにも関わらず怖いけど会いたいと思っていた。

「あぁ、やっぱり私は―――」

そのときすさまじい音をたてて置いてあった品物の山が崩れてその奥からフリッピー君が現れた。
どうやらもう全員を殺してきたらしく、顔にも服にも血のりがべっとりと付いていた。

「お前で最後だぜ?フレイキー」

そう言われて私はゆっくり、ゆっくりこう言った。

「If you want to kill me, I'll receive it.」

「あぁ、なんで英語なんだよ。まぁいい、お前からそう言うなら遠慮なくそうさせてもらうぜ」

そう言って彼はナイフを振り上げる。

「Because…」

言葉の途中にナイフを刺される。傷みで目の前が真っ暗になり、フリッピー君の笑い声だけが聞こえる。

"Because I love you."


【END】
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