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□してはいけない
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翌日―――

「ナッティくん、今度フリッピー君のためにクッキーを焼くつもりなんだ。一緒に作らない?ちょっとなら食べてもいいし、ね?」

フレイキーちゃんが誘ってくれた。
…実のところ凄く行きたい。
だってクッキーだよ?すごくおいしそうだもん。
焼き立てで香ばしい香りのするクッキーを食べたらきっと幸せな気分になるんだろうなぁ。

だけど、それは無理。
昨日のような事を繰り返したくなんかない。
いくら生き返る事が出来たって、友達をつらい目に会わせたくない。

お菓子が無いのはつらい。だけど我慢しないと。

「ごめんね、僕、これからはお菓子離れすることにしたんだ。だから一緒にできないや」

言ってみるとフレイキーちゃんが驚いたような表情をした。

「な、ナッティ君が!?どこか病気じゃない、よね?」

不安そうに聞いて来た。
急にこんなことを言ったら誰でも驚くだろうね。

「病気じゃないよ。ほら、昨日お菓子のせいで僕がペチュニアちゃんとギグルスちゃんを殺しちゃったんだ。だからそれがいやで・・・」

「・・・それで、昨日ペチュニアちゃんにあえなかったんだ・・・」

フレイキーちゃんの悲しそうな顔。
僕は今までにどれくらいこんな顔を皆にさせていたのだろうか?

「・・・ごめん」

悲しくなって僕は走ってその場を離れた。
何か言っていたようだけど走っていた僕には聞こえなかった。
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