悪食少女の非日常

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「で、兄貴。いつ忍びこむわけ?」

聞いてみると、兄貴はにやにや笑いながら「今から入る」と返事をした。

おいおい、そろそろ夕方だぜ?
家主が帰ってきたらどうするんだっつの。

「シフティ、お前バカか?俺らが家にいるうちに見つかったらたまらないだろ」

そう言って兄貴は玄関に何やら細工をして戻ってきた。

「まぁ、夜中になってからのお楽しみだ」

  *  *

「ランピーさんランピーさん、今日はありがとうございましたっ!」

とび跳ねるように・・・いや、実際とび跳ねながらキルが言った。
俺はわしゃわしゃ頭をなでてやる。

「それはよかった。が、お前、食べるのもそこそこにしろよ?」

こいつ、ケーキ食った後に昼食とってさらにスイーツバイキングに俺を引っ張って行ったんだ。
マジで底無しだな。

「また今度遊びに行きましょーね」

「あぁ、そうだな」

さよーならっ!、といって笑って家に入っていった。
さて、俺も帰るか。

俺はそばの茂みに二人、隠れているのも気がつかずにキャンピングカーへ戻っていった。
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