悪食少女の非日常
□10
3ページ/3ページ
なんなの!?
いきなり爆音がしたかと思えば、銃弾!?
そ、それよりもキルちゃんを連れ出さないと・・・!!
「!!キルちゃんっ、危ない!!」
「・・・えっ!?」
キルちゃんは私の声に驚いて、とっさに後ろに下がった。
そのおかげで弾丸を避けられたらしい。
「こっちにきてっ!」
私が無理やり腕を引っ張ってたなよこの死角に隠れた。
私は外から守るようにキルに覆いかぶさった。
「な、なにが・・・?」
キルちゃんは・・・分かっていないようね。
あれはもしかしたら、この前の事件と同じ犯人かもしれないけれど・・・。
「あ、のっ、あの緑の軍人さんはっ・・・!?」
軍人・・・?
まさかっ・・・!!
その途端に何本もの包丁が私とキルちゃんに刺さった。
「う、えっ・・・!?」
キルちゃんが何が起きたかもわからず、傷みにうめいた。
あぁ、ダメだった。
あれには、かなわない・・・。
私はキルをかばった体制のままこと切れた。