悪食少女の非日常

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キルが俺の家(と、いってもいいものかは分からんが)に泊まり始めてからもう一カ月になる。
ペチュニアの家が破壊されてからけっこう立つが、未だにペチュニアはギグルスの家に泊まってるらしい。

最近はだいぶ落ち着いたが、まだ西地区は町の外から兵が送られてきて危険らしい。
俺は西地区で郵便配達をしてただけに仕事にも行けずにいい迷惑だ。

「ランピーさん、新聞来てるみたいですよ」

「ん、ありがとな」

東地区である俺たちは比較的被害は少ない。
だからこそ新聞も配達されてるわけだが、これもいつまで続くやら・・・

「・・・また町の外からの兵により12人が死亡、か」

最近は本当に多い。
どうやったら寿命以外で俺らを殺せるっていうんだ。

「やっぱり、私の住んでいた国から、ですか」

「らしいな・・・気にするなよ?」

少し心配そうなキルの頭を撫でてやって、俺は新聞を畳んだ。

「キル、モールのところに行ってみるか」

「あ、え、危ないんじゃないですか?」

「大丈夫だろ。万が一の事があれば守ってやるよ」

と、いったはいいが、結局自分の身を守るので精いっぱいになるんだろうけど。

とりあえずキルをこのままほっといても自虐的になって行くだけだろう。
・・・モールの奴の事も心配だしな。
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