長編

□ミニマムdeハプニング!!
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ある日の休日。今日もクリスマスボウルの為に泥門デビルバッツは練習に励む




はずだった。





しかし全員部室に揃って練習はしていない。否、出来ないのだ。それはセナが赤ちゃんになってしまったからである。




「なぁ、何で小っちゃくなっちまったんだ?」
「んとね、ぶしちゅをでゆまえにびんののんだやこうなっちゃって。」
「そのビンは?」
「なんかきえちゃってた。」



モン太の質問に一生懸命答えるセナに各々が言っている間、十文字だけは腕を組んで黙っていた。



何故なら内心萌えすぎて悶えているからである。




大きな瞳は愛らしく、赤ちゃん特有のほっぺと体はぷにぷにしている。目線は低いために自然と上目遣いになり、十文字は昇天寸前で白目をむいている。




そんな十文字を他所に、これから着る服などの話になった。




「今はTシャツ着せてっけどずっとこれはキツいよな。」
「ベビー服とか買うしかなくねぇ?」
「靴下もじゃない?」



話を進める黒木達にセナはおずおずと声をかけた。



「く、くりょきくん!」
「ん?どうした?」
「ふくだけじゃなくて、あの〜、し、しちゃぎもかってほしいなぁ…」
「ああ、そうだな。下着も買わなきゃな。」
「ありやとう。」



やっと我に戻った十文字はお金のことを指摘する。
すると今まで黙っていたヒル魔が全員に言った。




「金は俺がテメェらに渡すから、糞デブと糞ザルは服、糞デブJr.は飯を買って来い。絶っ対に巨深とか王城のヤローに見つかるんじゃねぇぞ!!」



他校に会うと面倒くさいのだ。なので早速買い物に出掛け始めた。
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