長編
□ミニマムdeハプニング!!
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栗田とモン太は買ってこいと言われたがどんな服がいいのか分からないので鈴音を呼んだ。
「これなんて可愛いんじゃない?」
「それ服なのか?犬の着ぐるみにしか見えねぇぞ。」
「今はこーゆうのもあるの!」
「でもセナ君に似合いそうだね〜。」
「やっぱクリタンもそう思うよね!!」
「鈴音が選んだのってセナに着せてみたいだけじゃねーのか?」
「当たり前じゃない!」
とにかく買い終えたので帰ろうと店を出ると面倒な人に会ってしまった。
それは赤羽だった。
おそらく他校生の中でもNo.1の面倒くせーヤローとデビルバッツのメンバーは思っているであろう。
「君達は泥門の…。この店から出てきたけど何かあったのかい?」
「え〜と……」
頑張って話そうとする栗田だが、モン太と鈴音に至っては完全に無視である。
「フー…それほど言いにくいことなんだね…僕で良ければ力になるよ。ところでセナ君は?」
無視。
「栗田先輩行きましょう!」
「早く帰ろーう!!」
「う、うん。」
「僕も同行させてもら「さっさと盤戸に帰れよ中二病。」
鈴音にこんなことを言われても折れないのが赤羽である。
「フー…そんなに僕を避けるなんて、恥ずかしがってるんだね。でもすまない、僕はセナ君を愛しているんだ…」
鈴音は吐き気がした。
これでは埒があかないのでコータローが呼んでると嘘をつく。
「コータローが?しょうがない、呼ばれてるんじゃ行くしかないかな。また後で二人で向かうよ。」
「栗田先輩早くしないとヒル魔先輩に怒られるっス!」
「急げ急げー!!」
赤羽は空気と認識された。
それを見て戸惑う栗田を連れて二人は帰っていった。