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□未来の君へ
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side ハーマイオニー



「あれ、何でホグワーツ?」



私達の目の前に現れたのはどこか見覚えのある女の人だった。


「もしかして、君、 セイラなのかい? 」


ロンが戸惑いながらそう言えば、 セイラよね、は、私の大好きなあの可愛い笑顔で頷いた。


「「「嘘(だろ)!?」」」

「何かみんな可愛いね。」



のほほん、と笑う セイラはやっぱり10年経ってもものすごく可愛い。
さすが、私の セイラ。



「な、何で、10年後から来たんだい?」

「そうだね、さっきまで僕らといた セイラもいないし。 」

「多分、昔の私なら未来に行っちゃったのかな?」


少し恥ずかしそうに口許を手で隠して笑う仕草はやっぱり大人っぽい。


「それにしても昔のハリー達はこんなに可愛かったのね。昔はみんな私より背も高かったし。」

「10年後も僕らは一緒にいるんだね。」

「えぇ、もちろん。昨日もみんなで一緒にご飯食べたもの。」

「それにしても セイラ、君、綺麗になったね。」


確かにと、ハリーと一緒に頷いた。


「そんなことないよー。」


真っ赤になって反論するのも可愛い。



「みんなもハーマイオニーはすっごく綺麗になってるし、ハリーとロンもものすごくかっこよくなってるんだから。」


手持ちぶさたになったのか セイラは左手の指輪をいじり始めた。



「 セイラ、結婚してるの? 」



ハリー、いいえ、私達3人の顔が引きつったのがお互いに分かった。



「あ、うん。」

「これは、」

「ハーマイオニー、奇遇だね。僕もそう思ってたんだ。」

「行こうか?」



ハリーが セイラに自分のローブを被せた。
いく場所?

そんなの決まってるじゃない?
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