終焉ノ栞
□壊れたレコーダー
1ページ/5ページ
あの曲が頭から離れないんだ……
「本当にしょうがないなあ……A弥は」
(とある言葉が君に突き刺さり)
オレはA弥の華奢な腕をカッターでなぞりながらいつもの台詞を吐き出した。
(傷口から漏れ出す液を愛と形容してみた)
いつからだろう?
A弥とオレがこんな歪んだ関係になったのは
もうずいぶんと長い間こうしている気がするけど、実際は数年といったところだろう
(思いやりの欠如と)
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ