終焉ノ栞

□水と油の関係性
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「混ざらない油」の続き

あれから数日が経ったある日の放課後

オレは旧校舎で机に腰掛けてボンヤリとしていた。

A弥とB子が付き合い始めてからD音はあまり此処に来なくなり、オレが一番先に来て、少ししてA弥とB子が連れ立って来るという流れが定着しつつある。

そして、オレとA弥の関係はというと、今まで通り登下校は一緒にしているし、昼食も一緒に食べているだのが、どこかぎこちなく会話も続かない。

これからA弥達が来ると思うと、正直気が重い。

……もう、帰ろうかな


そう思い立ち上がったとき、ふいに木造の扉が軋む音が聞こえた。


どうやら、逃げ損ねたようだ


盛大にため息を吐いた
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