06/05の日記

00:17
無言の主張
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サイレント・クレイム



ひどく混乱した1日だった

それが、天気のせいなのか

読みかけの小説のせいなのか

はたまた不可解な夢のせいなのか

頭の中で繰り返し流れている歌のせいなのか……


あるいはそのすべてが混ざり合って



まあ、とにかく私はひどく混乱していた




救急車のサイレンが聞こえる


だんだんと迫ってくる音に合わせて心臓が脈打つのを感じた



“次はない”

“執行猶予の期間は終わった”




満たされることのないうつろな亡霊のように、ただただ立ち尽くしている




ひたすらに中身のない話をしている



電車の音が聞こえる



キミでないものが私を責めている


三度目、触れてしまえば何もかもが終わる



いっそ記憶が曖昧になるくらいに混乱すれば良いのに


おやすみ

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