拍手有り難うございます!
これからも全力で頑張らせて頂きますので、どうぞ温かい目で見てやってくださいませ。



「ねえ緑間君」

「何なのだよ」

「部活お疲れ様」

「ああ」

「寒いね」

「ああ」

「…好きだよ」

「……ああ、」



暫くの沈黙。別に気まずい訳ではないのだが、さてどう会話しようかと思案していたところでいきなり腕を引かれ引き寄せられた。


「………好きだ。」


おっと不意討ち。


耳元で囁かれた言葉に冷えきっていた体温も熱があるんじゃないかというくらいに急上昇。今私の顔は真っ赤になっていることだろう。その温度を冷ますのに必死になっていた私は、私の腕を引きながら少し前を歩く彼の、緑色の髪からちらりと覗く耳が真っ赤になっていたことなんて知る由もなかったのである。




(「……ち、ちょっとあついね、」)
(「……あ、ああ…」)






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