となりの飯田さん

□ Chapter 2
1ページ/7ページ

そんなことがあってから数日後の夜に、悲劇は起こった。


隣の部屋から、何やら声が聞こえる。



「っ...ゃあん....」

「おい、声でけーって...」

「ああっ...だってっ...んっ」



えっ....ええええ!!??


そう、隣から聞こえてきたのは、言うまでもなく、あまーーい喘ぎ声と、あの飯田さんの低くて優しい声。

これって....
え、ていうか、こんなのってほんとにあったんだ....

聞いてるこっちが恥ずかしいよ...
どうしよう。


って、それより

「飯田さん、彼女居たんだ...」

なんとも悲しい事実に、がっくりと肩を下ろす私。


そりゃそうだよね..
あんなにかっこいいんだから、彼女くらいいて当然かぁ...。
夢見がちだったんだな、私。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ