となりの飯田さん
□ Chapter 2
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そんなことがあってから数日後の夜に、悲劇は起こった。
隣の部屋から、何やら声が聞こえる。
「っ...ゃあん....」
「おい、声でけーって...」
「ああっ...だってっ...んっ」
えっ....ええええ!!??
そう、隣から聞こえてきたのは、言うまでもなく、あまーーい喘ぎ声と、あの飯田さんの低くて優しい声。
これって....
え、ていうか、こんなのってほんとにあったんだ....
聞いてるこっちが恥ずかしいよ...
どうしよう。
って、それより
「飯田さん、彼女居たんだ...」
なんとも悲しい事実に、がっくりと肩を下ろす私。
そりゃそうだよね..
あんなにかっこいいんだから、彼女くらいいて当然かぁ...。
夢見がちだったんだな、私。