はたけカカシ。

□トリップ
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そんな日々、あたしの生活にミラクルが起きました、、、!

朝起きて、玄関から外へ出ようと足を地面に置いた瞬間、、、

グニャリ、、、

と地面が歪んだ。

えっ?何?
土?
ぬかるみ?
貧血?

何⁈

その瞬間、足から吸い込まれて行くようにあたしはこの世界から消えた、んだと思う。

目の前は真っ暗。

だけど、まるで台風の中にいるような、周りが飛ばされてるような感覚。
あえて言えば、ドラえもんのタイムマシンに乗ってる感じ?
乗ったことないけど。

あたしは恐る恐る目を開けてみた。

暗い、いや、黒い。

なにこれ、、、?

思わず呟いていた。

わかった、これは夢だ。
きっと夢を見ているんだ。
そうに違いない。
早く起きなきゃ会社遅刻しちゃう。

目覚めようとして、目をつぶった。

だけど、周りのこのざわついてる様子は消えなかった。

夢なんかじゃない、、、!

そう気付いたら急に怖くなった。

え、なにこれ⁈
なんで⁈
どーゆーこと⁈

あたしこのままこっから出れないの、、、?

ここってまさか、死後の世界ってやつ?

なに?
あたし死んだの?

色んな事が頭の中を駆け巡る。

そしたら、声がした。

「、、ですか、、、?
大丈夫ですか?」

驚いて、2cmくらい宙に浮いた。

えっあたし生きてる!やった!

困ったような声が聞こえた。

「あのー、大丈夫、、、なのかナ?
それならいいんだけどサ、、、」

あっはい、ごしん、、、

ご心配なく!と笑顔で返事をしようとして相手の顔を見た瞬間、あたしはパニックに陥った。

かっかかかかかかかか!

と思わず叫んでしまった。

そう、声をかけてきたのはあたしが愛してやまない、はたけカカシだったのだから。
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