BOOK1


□愛してる
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ーテヨンー


今日はバラエティ番組の撮影…。
バラエティは好きだけど、恋愛の話をされる時があるから、微妙な感じ。





「さて、今日はなんと少女時代のリーダー!テヨンさんをゲストにお招き致しました!!」


司会の言葉でスタジオに
入ると凄い歓声が聞こえてきた。


「今日はよろしくお願いします。」

「いやー、よくぞお越しくださいました!」



司会の人の進行が始まり、
番組はスタートした。


…最初は良かったのよ。
…最初は。


でも、


「今回の企画は!同性愛についてです!」

「……おぉー、、、。」


…何よ、その企画…。
誰がそんな企画を考えたのよ…。


「テヨンさんは同性愛の事をどう思いますか?」

「……。」

「テヨンさん?」

「あっ、すみません!
同性愛ですか…?そうですねー、、、。」



この企画に腹を立ててボーとしていたら司会に当てられた事もきずかなかった…。


生放送なんだから、
集中しなくちゃ…。


「同性愛についてどう思いますか?」

「…そうですねー。私は別に、全然変な事とか、そんな事は思いませんけど…。」


一応、オブラートに言っておく。


「あ、じゃあ、テヨンさんは同性愛とか全然オッケーな感じですか?」

「…え…。」

「あ、無理ですか?」

「いえ…、そんな事は…。」

「そうですか!同性愛って難しいですねー。」


じゃあ、次行ってみましょう!
とか、言って番組は次の企画にうつった。



…それから、番組はスムーズに行き、無事に私は仕事を終えた。
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