BOOK1


□Are you friend?
1ページ/4ページ

ーユナー


今日はオフ。
久々過ぎて目を覚ましたのは
13時。


…流石に寝すぎだよね。


「…はぁー…リビング行こう…。」



…一人しかいない部屋で自分自身に言い聞かせるように言って、リビングに行く。








「おはよう。あ、もう朝じゃないかな?」



リビングに行くと、今日仕事のはずのティパニオンニがいた。



「あ、お、おはよう!オンニ!」

「もう、おはようじゃないよー。」


なんて笑いながら言っているオンニに質問する。



「…オンニさ、今日は仕事じゃないの?」



…こんなセリフだけなのにかなり勇気がいるなんて笑える。


「あぁ、今日は無しになったのよ。なんかスタジオの予定が被ったとかで。」

「そ、そうなんだ…。」


…私今、絶対にやけてる。
オフかぶるとかすっごいまれだし。今日はついてるかも…。


「…だから二人だね?」

「…へ?…あっ、うん!」

「ユナと二人きりとか久しぶり。」

「確かにそうだねー。」



こう言う何気ない会話が私は大好きだ。普通に話せる。


「そう言えば今日はユナのドラマするんじゃないの?」

「あ、そう言えばそうだね。」

「見よーっと!」

「えぇ?!」



え、ちょっと待って。
…今日確かにドラマだけどさ、
最終回だよ??


って事は私…キスしてるんだよ。
グンソクさんと。

…しかも、少し過激だし。


「ティパニオンニ、や、やっぱりやめない?」

「なんで?私は見たいわ。」


とか、言ってるうちに、
ドラマスタート。



色々なシーンが過ぎてラストに
あのシーンが来た。


「………え?」

キスが始まるとティパニオンニの声が聞こえた。


「……………。」



私は何も言わずに、
ソファで伏せているとオンニが
キスシーンを見終わった途端に

「……私、気分が悪いから部屋にもどるね。」

「あ、うん。」


少しトーンの低い声でティパニオンニが言ったから私は大丈夫とも言えなかった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ