オリジナルlong小説
□Secrets8
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〈世界〉
本当に、ビックリした…。
部屋覗いたらいきなり目に入ってきたのが沙樹先生が襲われてるところなんて。
な、泣いてたし…。
「大丈夫?」
「うん…。もう、大丈夫。」
確認のために沙樹先生に聞くけど、大丈夫しか返って来ない。
まあ、そりゃそうか。
とりあえず…、
「もう、授業終わっちゃったから、帰る?」
「あ、、、うん。」
とりあえずこの場所から動かない事にはどうにもならない。
だから沙樹先生に言ったんだけど、
「…沙樹先生…?」
なかなか、沙樹先生が
動かない。
「沙、、、、、え、?」
心配になって沙樹先生の顔を覗くと、
「…スー、、、スー…」
「ね、寝てる?」
凄く規則正しい寝息を立てた
沙樹先生の顔。
「って、、、こんな所で寝ちゃ…、どうすれば良いのかわかんないよ。」
規則正しい寝息を立てている沙樹先生の顔を見ながら呟く。
「…しょーがない…。」
そうつぶやいて、
私は沙樹先生をお姫様抱っこをして部屋を出た。