黒バス

□荷物運び
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休み時間
廊下を歩いていると、すれ違った教師に頼みごとをされた

緑「‥重いのだよ」

いくらなんでも女子に荷物運びをさせるのどうかと思う
だが、この仕事は自分に任されたのだ。他人に替わってもらうというのは緑間自身がゆるさない

よろけながら歩いていると、急に腕が軽くなった

高「女の子がこんな重い物持っちゃダメでしょ」

どうやら高尾が横から荷物を奪ったらしい
でも、私の仕事を高尾にやらせるわけにはいかない

緑「返すのだよ。それは私が先生に頼まれた仕事なのだから」
高「真ちゃん真面目すぎだって こういう力仕事は男の役目じゃん。女の子の真ちゃんに任せた先生が悪いの」

そう言って笑う高尾は頼もしくてかっこいい
だが、私の素直じゃない口はそんなこと微塵も言わない

緑「ふん、せいぜい目的地までバテないようにするのだよ」
高「そんくらいじゃバテないって。荷物で手塞がってるからさ、真ちゃん一緒に来てドア開けてくんない?」
緑「‥仕方ないから着いていってやるのだよ。」

一緒に歩く口実なのだよ
とは、言えないけれど

小さく、本当に小さく
ありがとう
と言った



オマケ

高「真ちゃんって本当に可愛いね」
緑「なんのことなのだよ」
高「ちっちゃい声でありがとうって言ったでしょ?」
緑「!なぜ聞こえたのだよ!?」
高「あ、本当に言ったんだ?」
緑「////(はめられた!)」
高「真ちゃん顔真っ赤!」
緑「うるさい!さっさと片付けるのだよ!」
高「仰せのままに♪女王様」
緑「誰が女王様だ!」



―――――

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