はちゃめちゃリレー小説
□白昼夢マティーニ
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「あーあ、貴方がちんたら話すから和さんのタイムリミットがきちゃったじゃない」
和さんが庭園から消えてすぐ、お嬢様からトゲトゲしい言葉がささった。
「…すいません…」
「あっ、ちゃんと名前で呼んであげなくちゃね、ゆ・め・た・ろ・う。」
「そんないやみたらしくいわなくても…」
そうとう拗ねてらっしゃるお嬢様…拗ねるとボクにだけ、言葉がきつくなる…ボクだけってことでそれだけ信頼してくれてるのかなと考えるとそれはそれで嬉しいかもしれないが…
「なにニヤニヤしてるんですか?気持ち悪いわよ夢太郎」
「いえいえなんでもありませんよ」
いけないいけない、意識が飛んでいた。
「今夜にでもまた夢に呼びたしますよ。」
「え〜私も和さんに会いたい〜」
「わがままいわないでくださいよお嬢様。」
ボクがそういうとお嬢様は言葉につまった
「今日は久しぶりに叔父様とボク以外の人と会話して疲れてるし。それに手を黒くしちゃったんですからこれ以上無理すると倒れちゃいますよ?」
っと、お嬢様に対して言葉がすぎてすまっただろうか?いや、このぐらいいわないとお嬢様はいう事聞かないからねぇ
「心配なんですよ。やっと薬が見つかったからって無理してたらダメですよ」
「〜っ////もう、寝る!!」
そういうとお嬢様は寝室に行ってしまった。お嬢様には心配と言えば大抵照れるから、効果的面なのだ。
「さて、これから夜までどうしましょー」
あ、説明する事まとめるかな、うんそうしよう。
「和さんはどう反応するかなw」
ボクは夜が待ち遠しくなったのだった