Solitary traveler
乾きを知らない貴方の
濡れた髪に触れながら
夜の風に震える貴方の為に
僕に何が出来ただろう?
降りしきる雨を遮れない
無力すぎる僕の腕は
今もなお痩せたままで
通り過ぎる風が
冷たさだけを残して
僕の心を締めつけている…
君の存在を知ることで
僕には新しい夢が生まれる
君の中に輝きがあって
今は眠るその可能性が
高らかな目覚めを迎えた時
世界はまた
ひとつの輝きを知り
新たな光を増していく…
リ ブ レ デ ィ オ
過ぎた日々の言葉は
次第に熱を失うけれど
淡い光を残しているから
夜の底へと沈んだ
深淵の闇の中で
今日もまた手を差し伸べて
彷徨い求めてしまう
ありふれた言葉は
日常の片隅に
跡形もなく消えてゆくけれど
時を経るごとに
輝きを増すならば
それは紛れもなく真実の光
鮮やかな幻想と
光の帯びた真実とを
見分ける為には
長い時と忍耐を要する…
S U G A R
ソラノカナタ ーキミノコエー
noscript
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