壤夷系長編小説

□銀時と神様3
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「はい、では4頁ひらいて。一番上の二行、四郎読んでください。」

「は〜い。先生、本を忘れました。」

「…仕方ありませんね。」

俺の隣にすわる教本忘れる馬鹿なやつに、先生はあゆみよって自分の教本を開き指をさす。

「〜〜〜〜〜〜。」

ヤツが読んでいるあいだ先生はじっと目を瞑っていた。
目のしたにうっすらとくまができている。



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